ハウスメーカーの設計工事管理一体化の問題点

2012.01.23

ハウスメーカーの経費。現在、新築住宅の一五ないし二〇パーセントがハウスメーカーによるものである。ハウスメーカーも設計、施工、工事管理が一体化しており、工務店への依頼と同じ問題を含んでいる。そのうえ、ハウスメーカー独自の「経費」の問題がある。主な経費には宣伝広告費、営業マン、モデルハウスの費用がある。この中で宣伝広告費と営業マンは一部の工務店でもあるが、モデルハウスはハウスメーカー独自のものである。ここでまず宣伝広告費、営業マン、モデルハウスについて述べていく。

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宣伝広告費が建築主に。まず宣伝広告費である。著名なコピーライターにキャッチコピーを依頼し、高好感度のタレントを起用し、テレビやラジオで流す。いずれもギャラは高い。しかし不思議なもので、タレントがテレビで宣伝をすると、そこで宣伝された品にまで好感を持ち、よく見えてしまう。そして、新聞雑誌、折り込みチラシなどにもタレントの写真が載っており、駄目押しで経費をかける。人気タレントの勧めに逆らうことには罪の意識を感じることもある。一方、ミニコミ紙などでハウスメーカーが宣伝目的で「設計料無料サービスのキャンペーン」などを行うことがある。そして、これらの宣伝広告のコストは、契約一棟当たりに換算すると五〇万円かかると言われる。金額は工事費に比べて少ないが、有効な工事管理の費用の半分に達する価格である。