三十キロだって死なない保障はない

2011.12.09

あのときは単独事故だったということを認めたくなかったのですが、いまでは、そうかもしれないなあ、という気持ちです。当て逃げといった最悪の事態を想像するのは、やはり辛いのです。車だったらへこんじゃった、で済むところが、オートバイだと人間が壊れます。オートバイとはそういうリスクのある乗り物です。リスクがあるからこそ、くすんだ日常を超越する力を持ち得るのですが、俺が安易に乗ることを薦めないことを理解していただけるでしょう。

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だから、いい加減な格好でスクーターに乗っている若い子を見ていると、いまでも怖いですよ。おまえの自由だけれど、半ズボンなんかで乗っていて、こけて地面に膝をついたら骨が見えちゃうぞ。Gパンを穿け。原付はスピードがでないから大丈夫だと思っているのは、間違いです。時速三十キロでも、条件が悪ければ充分に死ねます。速度はあまり関係ないんです。高速のほうが絶対的な死には近いけれど、時速三十キロだって確実に死ねます。道を走っているのは君だけではないのだから。二次事故という言葉を知っていますか。