日本企業の海外進出も積極的に促進する

2011.05.16

資本の自由化は」こととなった。自動車、造船など重工業だけでなく、スーパー、百貨店などの流通業界、家電、食品業界など消費財メーカーも挙ってアジア、アメリカ、ヨーロッパなど新しい市場創造にむけて各国へ進出していく。化粧品メーカーも例外ではなく、資本の自由化による国内マーケットでの応戦対応ばかりではなかった。すでに一般品メーカーのピアスは二四年に沖縄へ輸出を開始、二六年には韓国へ輸出。丹頂が二八年アメリカヘチックを輸出、キスミーが二九年海外輸出に向けて社内に貿易課を設置、沖縄、韓国、東南アジア各国へ輸出を進めていた。また、三一年には加美乃素が香港シンガポール他東南アジア各国へ輸出、クラブが三四年香港、ベトナムへ輸出、ジュジュ化粧品は三七年に韓国化粧品工業KKと業務提携し、JU化粧品を発売するなど日本の化粧品メーカーの海外進出の歴史は、当初は一般化粧品メーカーが先行した時代でもあった。制度品メーカーでは資生堂が三二年台湾資生堂を発足、香港とともに販売を開始した。その後三三年シンガポール、三四年マレーシアと続き、三七年にはホノルルに子会社シセイドウオブハワイを設立、アメリカ進出の第一歩を踏み出す。その後韓国とオランダで販売を開始、四〇年にシセイドウコスメティックスアメリカ、四三年にヨーロッパにシセイドウコスメティチイタリアを設立、欧州市場の拡大を目指し、平成九年四月時点では五〇ヵ国以上に販路を拡大している。カネボウは三六年香港に進出、三七年タイ、シンガポールと続き、当初は代理店との業務提携で輸出販売を行う方式で進めた。その後、欧米の市場拡大における戦略拠点として、アメリカは五〇年にカネボウコスメティックスオブハワイ、五四年スイスにカネボウコスメティックスヨーロッパを設立し、現在では世界三〇ヵ国以上に進出している。コーセーは四三年に香港にホンコンコーセーコスメチックスを設立、その後四六年シンガポール、四七年マレーシアなど合弁会社を設置、現在はアウェイクインターナショナルによるアメリカも含め一〇力国以上に進出している。
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