ネット取引に投資の中心が移るなか、ビジネスモデル特許に注目が集まっている。米国のプライスライン・ドット・コムは、航空券等のチケットをインターネットショップでユーザー手動の逆オークションにより販売する方法に関するビジネスモデル特許を九八年八月に取得した。この仕組みは、航空券だけでなくホテルなどの予約等にも適用される。そして、プライスラインは、マイクロソフトがインターネットショップで行っているホテル予約システムが特許を侵害していると提訴した。このように、米国やわが国でも、多くのビジネスモデル特許が認められていることから、新しいビジネスモデルを考え、インターオット・ショップを開業する場合には、特許対策も重要となってきた。「プライスライン特許(米国特許第五、七九四、二〇七号)」この特許は、インターネット取引のビジネスモデルに関するものである。仲介者は、消費者が登録した購買条件に合う販売業者を見つけるという逆オークション(reverseauctions)を実施する。消費者は、希望する商品の購入条件を仲介者に送信する。「東京とニューヨーク問の往復航空券を三〇万円以内で購入したい」。仲介者は、上記購入条件を各販売業者に伝達する。「東京とニューヨーク間の往復航空券を三〇万円ぐらいで希望」。各販売業者は、上記条件から見積もりを仲介業者に提示する。A社「三二万円」、B社三一万円」、C社「二九万円」。仲介者は、各社見積もりを対比して、消費者の希望条件に合致する商品を選択し、その内容を消費者に連絡する。