真珠のネックレスひとつにしても、5000円のイミテーションをつけてたら、「夜はファストフードでいいか」つてなるけど、50万円のものをつけてハンバーガーを食べる気にはならないでしょう。「たまには高級レストランにでも行こうかしら」という気分になる。自分をもち上げようとする心が働くわけよ。人から見ると5000円も50万円も区別がつかないかもしれないけれど、自分の「気持ち」は確実に違ってくる。それは、きちんとした下着をつけているときと、ボロボロの下着をつけているときでは顔つきが違うのと同じ原理かもしれない。真珠のネックレスやトレンチコートのような「スタンダード」なものというのは、それこそ「一生モノ」になりうるわけでしょう。そういうものには、思い切ってお金を使うの。その代わり、ワンシーズンで終わる「流行モノ」は安くてもいいんです。そのとき、楽しめればいいんだから。そうそう、真珠の中でもっとも格が高いといわれているのが、「華珠」と呼ばれるもの。「キズのほとんどない美しい色相と、最高の光沢。さらに真珠層の巻きが厚く感じられて連相の調和が美しい」こう表現される「特別な真珠」が華珠。もちろんそれなりの値段はするけれど、「華珠が似合うエレガントな女性になろう」と自分を奮い立たせるには、最高のアイテムよ。