生身の人間との生身の対応

2011.04.13

「生徒指導」は、生身の人間との生身の対応であるだけにその答えは難しい。責任がとれないような内容の話であれば、(君自身に心を開いた生徒の気持ちを裏切ることになっても)担任に話す必要がある場合もある。ただ私見ではあるが、原則的には、担任に伝えるのではなく、その生徒に対し自分は実習生として責任をとれる立場にないことを十分納得させたうえで、誠実に人間として対処することであろうと考える。生徒より一段高い所から教えを諭すのではなく、また人間対応能力等の技術レベルでの対応でもなく、常に同じ人間として共有できる目線を決して失うことなく接することである。そのためには君自身が常に自分自身の「生」のあり方への深い問いかけをおこなっていなければならない。教師という職業の魅力に触れる実習授業の反省がもしあるとすれば、授業技術についてではなく「生」とのかかわりのなかでの学ぶことの意義を生徒に伝えきれたか、についてであろう。また「生徒指導」での反省はただ人間としての目線を失うことがなかったかどうかであろう。「実習授業」にせよ「生徒指導」にせよ、小手先ではなく真っすぐにぶつかった事柄は現場の生徒からの真っすぐな反応が返ってくる。これが教師という職業の魅力である。ぜひ、実習中にこの魅力に触れてほしい。
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